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魔法の夜

雪が降り出しそうなほど寒い夜にその満月は輝いていた。窓を開けそれを見た時、私は中学からの目論見である「満月の夜に神社に行く」を今夜達成すべきだと確信した。

自転車を漕ぎながら空を見ていた時、この明るさは随分魔的だなと思った。

今思えばこの満月からの光には何も色や感覚を感じなかったので、それも原因しているのかもしれない。

神社の境内に入るとそこは魔法みたいな空間だった。光と影が支配していて、ただ白黒の世界。
空を見ると何か昔想像していた通りの光景が広がっていたのでそれには少し笑ってしまった。でも今までで最高級には異質な満月を見たのだと思う。

お参りをしようと思い財布を開けたは良いが小銭がなかったので、50円を差し出した。こんな夜遅くに来られてはきっと神社も迷惑だろうからこれで我慢をして欲しい。50円は5円の10倍の威力があるのだ。

帰る時階段上から見るとやっぱりこの夜この空間は普通じゃない、頭がおかしくなると思った。

少し地面に座って空を眺めていたけど、ここは人が長い間居ていい場所じゃないと思い、すぐに鳥居をくぐった。

今夜はとてもいい夜だった。
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