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今日も私はこんな遅い時間に眠ろうと灯りを消しました。ところがふと気付いたのです。明るいな、と。この明るさは知っています。丸い月の太陽の反射光です。 そうなると私はいてもたっても居られなくなり窓から空を眺めるのです。

それは白く爽やかな空でした。秋も終盤、冬に入ろうかという寒い空気。しかし余り寒いとは思いませんでした。そこには少し冷たく凛とした月の光が辺りを照らし、ほのかにオリオン座が輝いているのです。そしてよく見てみると、月に離れたとこでは幾ばくかの星が散っているのです。それはそれは感動に値する気持ちのいい空でした。

心を打たれ余韻に浸りながら、ある種放心状態で空を眺めていると突然とてつもない光が空を横切ったのです。私は初め幻覚だと思いました。そう思うほどそれは明るく大きかったのです。流星というものは細い筋がすっと流れ落ちるものなのです。 しかしそれは音が聞こえるほどの勢いで空を横切って行きます。もうわけがわからなくて一度目を逸らして戻して見るも、それは同じように空を横切り続けるのです。そこで私は認識しました。これは流星だと。 そうしているうちに、あんなにもとてつもなかったそれは儚く消えてしまったのです。 そこで私は泣いてしまいました。こんな出来事が起きたのですから当たり前のことなのです。今までの私を覆すような光景に対する感動。本当にあれは流星だっとのかと言う疑惑。放心していて心が開け放たれた私には余りにも衝撃が強かったのです。

この光景を一生忘れることはないでしょうし、一生幻覚だったんじゃないかという疑惑を伴いながら私はこれから生きるでしょう。 そしてもう一度それを見たいと願うのです。
こうして満足した私はやっと深い眠りにつくとします。

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